風景も動物も記憶がデザイン化されて絵になるTAISUKE WORLD。グランフロント大阪北館6階ウメキタフロアで開催。
衣笠泰介の名刺には、「Trip」という絵画活動のテーマが泰介の描き文字で書いてあります。泰介作品を常設しているギャラリーの名前がギャラリーミラクルなのですが、新聞記者さんが、「はじめて名刺を見たとき、トリップ?ミラクル?…つまりスピリチュアル??と勘違いしました」と話され、笑話になりました。違いますよ(笑)、絵画制作活動です。このトリップは、文字通り旅行や、心の中の旅の意味です。
泰介はほぼ毎日絵を描きます。いろんな旅行先の風景はもとより、テーブルの上にあるなんでもないボトルや雑貨、泰介が目にしたものが今昔かかわらず記憶の引き出しから出てきて、あっという間に絵になります。それは、リアルな風景の描写ではなく、いつも、泰介の頭の中では見たものが映像化されてストックされているようで、もともとあったパズルを組み立てるように色や形になって現れてきます。だから、キャンバスに向かった瞬間から描き始め、筆を止めることなく一気に描くのだと思います。
ブダペストの中世からある温泉ホテルへ向かう泰介、その目にはこのように映る。
上海では夜景クルーズ船から景色を見ていたから、景色もクルーズしているのかな。
ハンガリーの代表的風景、国家議事堂。
1885年に建設が始まり1904年に完成。建設にはおよそ1000人が働き、4000万個のレンガ、50万の宝石と40kgの金が使われているそうです。
沖縄読谷村の日航アリビラには、ホテル敷地内のあちこちにアートなオブジェや作品、そして美しいディスプレイがあります。沖縄の三線のディスプレイ棚を描きました。
カンボジアのシェムリアップで、最初に訪れたのはアンコールトム。圧巻の巨大な石組みの観音菩薩像は、「クメールの微笑み」と呼ばれています。訪れたのは午前中でしたが、なぜか絵は夜空の下のビーナスに。
長崎に停泊していた商船三井の大型タンカーMOL。軍艦島へ船で行くときに見えました。真夏の炎天下でしたが、泰介が描くと夜空の海にまどろむ船。
旅は楽しいですね。海外のグループ作品展にもいろいろ参加しますが、そのたびに泰介の絵も少し変わっていくように思います。
これらの作品の何点かは、グランフロント大阪 北館6階ウメキタウロア で、2014年6月2日から29日まで展示しています。行列レストランもいっぱいのウメキタへお出かけのときは、衣笠泰介展もご覧ください。24.5mもある手描き友禅作品も展示しています。鮮やかな色が音楽のように流れています、元気が満ちてきますよ。
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Comment
見えないものを表現する力が素晴らしいです
に見えるのはたったの1割9割はあなたの感性で見たものを素直に
表現されるのに拍手❗️
今の地球をみてごらんなさい!
私はあなたの目を通してみたいです。