強くてしなやかな美濃和紙に1色だけで描く…。SACRA×衣笠泰介の手描きクラッチバッグ。
和紙は昔は雨合羽(レインコート)に使われたというように、丈夫で日本人の日常に欠かせない紙でした。そもそもカッパは紙羽織が語源だそうです。
美濃和紙の生産の歴史は長く、現存する最古の美濃和紙は702年(大宝2年)のものだそうです。1300年以上も保つ紙なのですね!美濃和紙は流し漉きの技術による高品質で知られ、国の伝統的工芸品に指定されています。
今回は、コラボレーション先の和小物さくらさんのご依頼で、そんな美濃和紙に衣笠泰介がペイントしました。美濃和紙は、コンニャク粉の液で何回も手もみされると、強度と弾力をますそうです。さくらさん自ら手もみされたそう。手塩にかけたじゃなくて、手コンニャクにかけた美濃和紙。
「ひとつの和紙に、ひとつの色で」という、和小物さくらの林さんからの指示です。カラフルな色彩が定評の泰介が、一色だけで描くとどんな表現になるのかな…?と、ドキドキしましたが、音楽のように楽しい絵ができました。
クシャクシャにしてもシュルシュルーッと自然な形に戻っていく不思議な弾力と魅力のある美濃和紙、その感触と描き味は絶妙、微妙なカスレが自然に生まれます。
和紙に、金1色で描いたもの。
和紙に黒1色で描いたものに、シルバーのドリッピングをしたもの。

3つの泰介ペイント和紙が揃いました、インテリアにもなりそうだな、と、SACRA製品になる前に、ちょっと遊んでみる。

なんだか愛着が湧いてきた和紙の絵ですが…、さっそくギャラリーからメーカーのさくらさんへ…。そして!和紙がスタイリッシュに生まれ変わった画像が届きました!リズミカルな1枚の絵画がクラッチバッグに変身。やはり、年中国内外飛び回ってはるだけあって、さくらの林さんのモノ作りの発想はクールですね〜。こんなバッグ、見たことがありません。素敵な人が持っている姿を見たいな♫ 着物にはもちろん良いけど、ドレスにも個性が映えそうです。軽いのかな?ぜひ、手にとって持ってみたいです。
クラッチバッグ gold on 和紙

クラッチバッグ black on 和紙

クラッチバッグ silver on 和紙

実物が見たいです!
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